前脛骨筋のトレーニングと歩行について | 町田でパーソナルジムを営むにあり長期休暇中の営業日程等を事前に告知

今回は歩行時に重要な役割を果たす筋肉である前脛骨筋をメインにお伝えしたいと思います。少し聞き慣れないマニアックな筋肉のひとつではありますが、高齢者には非常に大切な筋肉ですので早速みていきましょう。

　前脛骨筋とは足関節を背屈(つま先を上げる動作)させる最大の役割を担う筋肉です。

　下腿の脛に位置する筋肉で、その筋肉が機能しないとヒールストライク時に足部を安定させることができずにペタペタとした歩きになってしまうということが考えられます。

　前脛骨筋がしっかり機能することでアーチの形成にも関与するため非常に重要な筋肉であるといえます。

　特に高齢者にとっては前脛骨筋は鍛えるべき代表的な筋肉でもあります。この筋肉が衰えることで歩行時につま先が上がらず、つまずきやすくなるのです。

　前脛骨筋は股関節屈曲筋群とつながっているため、腿上げ動作では前脛骨筋を背屈させてして行います。股関節を曲げる際に足関節も同時に曲げることを習慣づけることで、日常生活でのつまずき防止にもなります。

　下腿の外転、外旋している(外側につま先が向いている)場合にも前脛骨筋のトレーニングは必須です。

前脛骨筋の鍛え方

1.膝を立てた状態で足関節を背屈させる。又は背屈の際に圧力をかけて耐えてもらう。

2.つま先が外側に向いている場合、足の側面に手を添え、圧をかけながら足関節を内転させる。その際、以下の2点に注意する。

・股関節などの力に頼らないようにする

・背屈(足裏が浮いてしまう)しないようにする

3.足関節の背屈を早い速度で、全力で行う。

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